ヨガの呼吸方法
ヨガの呼吸は複式呼吸だけと思われがちなのですが、「完全呼吸」になります。完全呼吸とは、複式呼吸でもあり胸式呼吸でもあるということです。ですがなかなかお腹で呼吸することは難しいと思いますが、練習していくとできるようになってきます。
生来の呼吸が維持されていれば約7割をお腹で行うことができます。しかし特に上体を起こしたときには、ある種の精神的防御が働くために、お腹も緊張してしまいます。逆に言えば、いつでもお腹も使った完全呼吸ができるようになれば、不要な緊張もとれ呼吸が豊かになり、心身ともに楽になってきます。
座った姿勢でお腹がなかなか動きにくいときは、仰向けに寝てやってみてください。比較的楽にお腹と胸の完全呼吸ができるはずです。普段寝ているときはこの呼吸を自然とやっているはずです。
もし就寝時に精神的緊張や防御が無意識に働いて、この完全呼吸ができないと、間違いなく不眠状態となってしまいます。眠りにくい傾向のある方は、寝る前に布団の中で実修してみてください。
ポイントは、呼吸の出入りの波がゆったりとした波形を描くように、つまり4つの呼吸が切れ目なくスムーズに流れるように行います。大海原の波の上で、ゆったりしたうねりに身を任せる感じの穏やかなイメージで実修してみましょう。「静かな一息」→「軽く一息」→「深く一息」→「軽く一息」→「静かな一息」→「各自の呼吸」このようにゆっくりとした完全呼吸を実修するだけで「気」のもと「元気」が全身に蓄えられ、少しずつ安楽になっていくことでしょう。